ビタミンは健康的な生活を送るうえで必要不可欠な栄養素です。例えば、みかんやレモン等の果物の含有成分としてお馴染みのビタミンCはコラーゲンの生成に必要な要素です。

ビタミンCが不足した状態が続いた場合、皮膚や骨、血管に含まれるコラーゲン繊維が生成されず、皮膚や骨、血管の健康を保てなくなってしまいます。また、ビタミンDが不足すると、カルシウムの吸収が正常に行われなくなり、骨や歯の形成に支障を来してしまいます。

1粒で14種類のビタミンを摂取できる「マルチビタミン」

コンビニやドラッグストア等の店頭でよく目にするビタミンサプリメントの代表格と言えば、「マルチビタミン」ではないでしょうか?

マルチビタミンには、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンといった正式に認められている13種類のビタミンに、ビタミンPを加えた14種類が配合されています。

ちなみに、ビタミンPとはヘスペリジン、ルチン、エリオシトリン等を総称する概念を指します。ビタミンPのひとつであるヘスぺリジンは温州みかんや八朔の果皮に含まれる栄養成分として知られ、毛細血管の出血を止める作用があります。

マルチビタミンはこれら14種類のビタミンをたった1粒の錠剤で補うことができる、まさに万能薬なのです。